「◎桶風呂製作記録映像「桶風呂をつくる」完成披露上映会開催します◎」
イベント告知 2008年06月17日(火)18:25
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●桶風呂製作記録映像「桶風呂をつくる」完成披露上映会
in 愛東公民館高齢者教室ほがらか学級 ●
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現在残っている桶風呂はごく少数で、桶風呂を作ることの出来る桶
職人もごくわずかです。滋賀県発のユニークな文化でありながら、
あと10年もすれば消滅してしまうことは必至。風前の灯火の生活文
化でもあります。五環生活では、2007年9月〜2008年2月に桶風呂の製
作だけでなく、製作工程の記録を映像に収めてきました。今回、こ
の桶風呂が作られた愛東の地で、桶風呂の映像が完成したことを記
念し、桶風呂製作記録映像「桶風呂をつくる」完成披露上映会を行
います。
この機会にぜひ貴重な映像をご覧ください!
※本上映会は愛東公民館高齢者教室ほがらか学級の一講座内で行わ
させていただいております。
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▼開催日時
2008年6月26日(木) 雨天決行
▼開催地
東近江市下中野町431番地
愛東公民館ホール
▼当日の予定
9:00 開場
9:30 第1部開会
愛東史所所長
山本学芸員講演
「現在に活かせるいにちえの生活」
10:30 第1部終了
休憩
10:35 第2部開会
桶風呂製作記録映像
「桶風呂をつくる」完成披露上映会
11:05 上映終了
関係者による舞台挨拶&質疑応答
11:30 プログラム終了
※愛東公民館ロビーにて今回製作した桶風呂を展示しています。
▼参加費
無料
▼定員
400名
※400名を超えた場合は立見席となりますのでご了承ください。
▼持ち物
なし
▼桶風呂製作記録映像「桶風呂をつくる」について
今やほとんど見ることのできなくなった桶風呂。
知ってる人は懐かしい桶風呂。
今で言う「環境」にやさしい桶風呂。
滋賀県発のユニークな桶風呂。
我々はそんな桶風呂を作ってしまいました!
今回、その桶風呂の製作過程を記録した貴重な映像をこの桶風呂が
生まれた愛東で上映します!
今となっては貴重となってしまった桶風呂文化を、五感で感じてく
ださい。
桶風呂を作るところを見てみたい!
という方は是非にご参加ください。
※当日今回上映する桶風呂DVD「桶風呂をつくる」を販売いたします。
この機会に是非お買い求めください。
▼お申込み
不要
※当日桶風呂の前で受付いたします。
▼近江の桶風呂再生プロジェクトチーム
特定非営利活動法人 五環生活
老文子(琵琶湖博物館 学芸員)
C3(滋賀県立大学学生チーム)
滋賀県立大学 濱崎研究室
*本事業は、運営費の一部を
「滋賀県・平成19年度県民文化活動チャレンジ企画補助」
「平成19年度滋賀県立大学 “ステューデントファーム「近江楽座」”助成」を受けて実施しています。
*当プロジェクトは、老文子が滋賀県立大学大学院(人間文化学研究科地域文化学専攻)在籍時の研究成果(桶風呂の形態と使用域−滋賀県を中心とした事例研究−.道具学論集.第11号.2005)をもとに実施しております。
▼制作スタッフ
制作 映像工房出水
演出 松山秀行
撮影 出水伯明
音効 杉本幸久(ガリレオクラブ)
音効助手 平郡誠(ガリレオクラブ)
ナレーション 今西由利子
イラストレーション・ジャケットデザイン 中川未子(よろずでざいん)
タイトル文字 竹岡寛文
▼製作・著作
近江の桶風呂再生プロジェクト
▼撮影協力
有馬殿 為次(湖東の桶職人) 山本 甚之祐(湖東の桶職人) 谷 喜助(湖東の竹細工職人)
村山製材所・佐藤義男(竹・平釜提供)
▼資料提供
林房江・彦根市史編さん室・東近江市能登川博物館・東近江市湖東歴史民俗資料館・多賀町教育委員会・滋賀県立琵琶湖博物館
▼協力
村田岩男・久保田育男・野沢徳太郎・農事組合法人大戸洞舎・東近江市能登川博物館・東近江市愛東歴史研究会・滋賀がいいもん市・ほっこりカフェ朴・きんき環境館
▼協賛
株式会社INAX サステナブルスタイル・プロジェクト
■アクセス
○電車でお越しの場合。
近江鉄道八日市駅から愛東循環バス「愛東支所前」下車すぐ
○マップはこちら
■問い合わせ先
NPO法人五環生活 http://gokan-seikatsu.jp/
住所:〒522-0063滋賀県彦根市中央町1−12
TEL:0749-26-1463/e-mail:mail@gokan-seikatsu.jp
営業時間:平日10:00〜17:00
※不明な点はお気軽にご相談ください!
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桶風呂再生プロジェクト推進中!
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■「桶風呂」とは。
桶風呂とは、滋賀では昭和20〜30年代頃まで使われていました。
か まどで、少量の湯を 沸かし、桶に笠や蓋をして蒸気で風呂桶内を
温める、半蒸半湯浴の風呂です。水や燃料を節約し肥料も生産でき
る「環境にやさしい」お風呂でもあります。特に側面に扉のつく桶風呂は、
滋賀県を中心に使われていました。
滋賀の"桶風呂"は、その形状のユニークさにおいて独創性が高く、
使い方において環境性能にすぐれた、まさに滋賀が世界に誇るべき
伝統文化・生活文化であり、後世に受け継がれていくべきものと私
たちは考えます。
→下記にて、老さんの研究データを元に、桶風呂について詳しくご
紹介いただいています。
サンライズ出版・情報誌Duet vol.96−桶風呂特集−
http://www.sunrise-pub.co.jp/duet-vol96/
■「桶風呂再生プロジェクト」とは
当プロジェクトでは、滋賀県の桶風呂を作ることのできる職人のうち
桶職人:有馬殿為次氏(81歳)などにご協力をいただいて、【桶風呂の製作 】
と同時に、【桶風呂の製作過程記録】を行ってきました。
今後は【記録映像の上映会・体験及びPR活動】、【桶風呂のエコシステム再現
及び利用】により、桶風呂文化の伝承と普及に取り組みます。そして桶風呂は、
環境にやさしいお風呂です。少ない湯で風呂桶内 を温め、燃料や水の節約をし、
残り湯を小便と混ぜて肥料にします。
農家は、燃料や水を節約し、川を汚さずに生活に必要な肥料を生産するという
環境にやさしい循環型のシステムを省スペースの空間の中に実現させていました。このような特徴も考慮に入れ、単なる普及活動に留まらず、【記録映像の上映会・体験及びPR活動】では小学校等の教育施設に働きかけることにより、次世代を担う子供や親世代に「水を大切に使う 」という意識を育んでもらえるような環境教育の役割を果たしていきます。
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