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No.1872の記事

「gokanトークライブ&交流会」
      イベント報告 2008年08月29日(金)13:20

8月24日(日)に、gokanトークライブと交流会を行いました。
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トークライブでは、理事のひとり青山裕史さんから、現在進行中のプロジェクト「バイオディーゼルアドベンチャー」について話しを聞きました。

「バイオディーゼルアドベンチャー」は、フォトジャーナリスト・ラリードライバーの山田周生さんがリーダーとなって、世界中のまちでてんぷら油を集め、車体に搭載したBDF精製装置で燃料をつくり、世界一周するというスケールのでかい、ユニークなプロジェクトです。

山田さんが知り合い伝手で青山さんのところに相談にやってきたところから、滋賀県内のステンレス加工工場でのBDF精製装置の製作の試行錯誤の話し、また、この6月、3週間にわたってポルトガル、モロッコ、スペインを走行するチームに同行された際のエピソードなどもまじえて、楽しくお話しいただけました。

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青山さんはかねてからご自身が扱っておられるBDFを「スローエネルギー」と呼んでおられます。

「スロー」という言葉には、時間感覚としての「ゆっくり」という意味のほかにも、限りある資源を奪い合うのではなく分かち合うということや、希薄化していると言われる人と人とのつながり・関係性の見直しであったり、どんどんファーストになっていく現代社会で、そこに生きる私たちがついつい見過ごし、失ってきた視点、価値観を見直してみようというメッセージが込められているんだと思います。

この「バイオディーゼルアドベンチャー」というプロジェクトでは、言葉も文化も異なる旅先で、そこで暮らす人びとに「ベジタブル・オイルをください」とお願いすることから始まります。そして、そのコミュニケーションがとれた(相手と関係をつくれた)分だけ油を回収することができ、また次の目的地にむかって移動することができるというアクティビティだそうです。

まさに、「効率性・経済性」だけをひたすら追求しすぎるあまり、自然や他の生物、異なる文化などを破壊・排除してしまうような価値観とは異なる、もうひとつの考え方・生き方(オルタナティブ)を具体的に示し実践するプロジェクトとして、今後の五環生活の事業運営を考えていく上でも非常に参考になるお話しが随所にちりばめられていました。

トーク終了後は、ほっこりカフェ朴に場所をうつして、にぎやかな交流会も行いました。
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ちょうどこの日、朴さんに、薪ストーブが施行されていて、(実際、薪をくべて火をつけるにはまだすこし早かったのですが)カフェの真ん中に置かれた薪ストーブを囲むようににぎやかな交流会となりました。

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