「『近江ワザ回廊』Web版ついにオープン!」
お知らせ 2009年04月02日(木)21:31
五環生活では滋賀県でひっそりと営まれるカラダを使ったワザに注目してきました。
これまで2008年3月には、栗東芸術文化会館さきらにて、近江歴史回廊推進協議会主催による、企画展「近江ワザ回廊」を実施し、職人の飛び出す絵本を披露しました。
そしてこの度、2009年3月31日に、滋賀県の伝統的工芸品のワザの数々を紹介したWebサイト『近江ワザ回廊』をオープンさせました!!
近江ワザ回廊↓↓
http://waza.shiga-saku.net/
スタッフによる滋賀県を巡る探訪記や映像や写真、そして飛び出すペーパークラフトまで作っちゃいました☆
滋賀県のワザの数々をごゆっくりお楽しみください!
▼近江ワザ回廊とは
滋賀県は日本国内でも最も古くから多くの人びとが生活を営み、歴史や文化が数多く残る地域です。しかし、現代人のライフスタイルの変化に連れて、地域の伝統文化はその形態やあり方を柔軟に変化しなければ生き残ることができなくなっています。滋賀県に数多く残る歴史や文化から生まれ、人から人へ受け継がれてきたワザも後継者や仕事不足によって埋もれ、消えていく一途をたどっています。
そのような中でも地元職人のワザにこだわって、良質でより安い伝統工芸品を作り続けている人びとや山の谷間でひっそり美味しい野菜を作って、美味しい漬物を作っているおばあちゃん、こだわりの米を作るために帰農した若者など、滋賀県にはまだまだ表には出てきていない、現代人から見ればすごいワザを持った人びとがたくさんいます。そのようなワザを持った人びとはしきりにこう言います。「最近の人は本物と偽者の見分けつかへん」と。
今だからこそ、人が生きるために培われてきた本物のワザに、光を当ててみるべきではないでしょうか。
人が古より息づいてきた地には文化があり、それが積み重なって歴史となります。文化の一つ一つに焦点を絞ると、そこには、人が生きるためのワザが培われています。滋賀県は昔から交通の要衝として多くの人びとが行き交い、各地の街道を中心として、多くの文化が育まれてきました。そこには多くの生きるワザが存在していました。
そこで我々は、より多くの人々が今もなお生きるワザに触れられることを願って、今ひっそりと街道沿いに眠る生きるワザを、【近江ワザ回廊】として表現しました。これを機に牛歩ながら着実に滋賀県のワザを巡る輪が広がっていくことを願っています。