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No.1958の記事

「「まっくらカフェ五月withあかりんちゅ」開催しました!」
      イベント報告 2009年05月29日(金)18:44

5月28日の夜に、まっくらカフェが行われました。

2年前には担当専属スタッフ(石本貴之)がいたために、毎月のように何回も実施した「まっくらカフェ」ですが、石本君が就職して東京に行ってしまってからは、ストップしていました。が、メディアや取材で取り上げられることも多く、また再開の声が多かったために、今回は「まっくらカフェ五月withあかりんちゅ」と題して実施しました。

あいにくの小雨の夜でしたが、そのことが逆に静かな夜となりました。総勢8名の参加者が集まり、取材カメラも2台。参加された方はすべて女性!。おやしい雰囲気でスタートとなりました。

石本に替わり、進行役は五環生活代表理事の近藤が務めました。まずは、まっくらカフェの説明と簡単なルールのお願いです。静かに集中するために、なるべく声を出さずと。いきなり緊張するみなさん。で、徐々に電気の明かりを落としていき、キャンドルの灯りだけに。。。そして目かくしをします。

「では、小鉢からはじめましょう。」突然シェフの中村さんの声が出現します。そして、スタッフ2名が音を出さないように、ひっそりひたひたと給仕します。おちょこに入ったモノを目かくししたひとの前に持っていきます。「では、どうぞ」。いったい何なのか。口の中に入るまでわかりません。これは何??。におい、食感、そして味。総動員して記憶の中からたぐります。

中村シェフの解説とメッセージをひとつひとつに受けながら、小鉢体験が続いていきます。しーんとした雰囲気がはりつめます。「もっと、リラックスしてかまいませんよ」ということばに安堵します。何がはいっているかなども当てていきます。

その後、目かくしをとって、プレート晩ご飯をいただきます。「あかりんちゅ」がつくったキャンドルの紹介もあり、それぞれ同じ異様な体験をした方々でワイワイといただきます。

ちょっと時間をおいたあと、今度は「まっくらねんど」をします。あらためて目かくしをして、灯りを落とし、粘土を持ちます。「何年ぶり?」という声が。「それぞれ思うモノをつくってみてください」。

さて、ここからがおもしろい事態になりました。まっくら粘土づくりには、大きく個人差が出たのです。いきなり全部の粘土を使ってがっつりつくりあげる人。ちょっとずつ部分にちぎってしっかり部品からつくりあげる人。机を板にしてその上でつくりあげる人。あれこれ迷って戸惑う人。見えないことは、誰の真似もできなく、自分自身との対話で創造性を発揮しなければなりません。手の感覚だけでモノをつくります。スタッフが実況中継しながらときどきその様相を伝えます。ワイワイとみなで楽しみながらつくりあげました。目かくしをとってみなの作品を鑑賞しあいました。

アンケートからはこんな声をいただきました。

「目を使わないだけで世界が全然違った。野菜の味、香り、食感が新鮮だった。時間がゆっくり感じられた。粘土づくりも、感触と想像で作っていくのが面白かった。」

「とても楽しかったです。少人数での開催も、まったりした感じがして良かったです。初めて参加しましたが、はまりそうでした。目を閉ざした中で、いろいろなことをが楽しめそうで、また是非お願いしたいと思います。特に、粘土は、それぞれの違いが、はっきり出てくるので、自分のもの以上に、他の人のが気になって、目かくしをはずすのがドキドキしました。」

「人間の嗅覚・触覚・味覚の本来の力をとりもどせるきっかけになりそうな予感がしました。日常生活の中、いかに気をつけずに食物を口に運んでいたのか。あらためて気づきました。」

そして、今後のアイデアでもとっても良いものをいただきました。これいきましょう!

「まっくらバー。知らない人同士で、隣の人と自己紹介したり、うちとけあう。2人で何か共同作業をする。(何がいいかは不明)」

<出会い系まっくらBar>ですね。

で、今後も定期的に「まっくらカフェ」は開催していこうと考えています。是非、「まっくら〜」<今つくったことばです!>になりましょう。

文責:こんどう ※写真は後日upします!。

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