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No.1979の記事

「『まっくらカフェMOKU〜文月withびわこもり〜』開催しました」
      イベント報告 2009年07月17日(金)21:01

とても暑い夜でした7月14日の夜に、『まっくらカフェMOKU〜文月withびわこもり〜』開催いたしました。

五月から再開したまっくらカフェの第2弾です。今回は、「木」をテーマにして開催いたしました。

ちょっと遅れ気味にはじまった今回のまっくらカフェですが、工夫点としては「お膳」をつかいました。個人との対話が主となるプログラムでは、自分の前にお膳があると配膳などもしやすいのではということで、金沢で使われていたものがたまたまお借りできました。

向かい合って2列にお座りいただきましたが、カラダが向き合うためか和気藹々というか決戦しているようなそんな雰囲気で始まりました。

まずは、朴の中村さんによるまっくらごはんです。おちょこに入れた旬の食材をいただいていきます。「えー」「なんだろー」「なにー」という声があがります。いつも食べている野菜がこんな深い味わいだったとは。お汁の味もしっかり探します。○○を入れたご飯。中村さんの語りと共に味わいました。

目隠しをとって、種明かしのように出てきた食材を載せたプレートディナーをいただきました。おなかすいていた方はご飯をおかわりです♪。

そして、こんどはまっくら遊びとして「木」を取り上げました。ナビゲーターは、おうみ木質バイオマス研究会の寺尾さんです。

まず、目隠しをして、カンナでけずった木の香りと手触りをしていきます。「これは何の木?」何となくかいだことのある香り。「新築のにおい!」「なんだろ?」「懐かしいにおい」。そして明かされる真実。名前を当てることよりも、違いをじっくり五感で感じることを主にしています。4種類の木を感じました。エノキダケ、シイタケの知られざる秘密がぁあ。

そして、今度は目隠しをしたまっくら散歩です。ひとりずつ目隠しをしたまま、外に出て、ロープでつながれたいろいろな木についてまっくらな中でさわり感じて行きます。目でみているとそれなりにわかったつもりでも、ふれる葉や木の幹などの感覚が違うこと、といってもなかなかわかりにくいといったことに気づきます。「もみじってわからないものなんや」。

部屋にもどって、朴さんお手製のデザートをいただきました。ワイワイと同じ体験をした一体感があって話もつきませんでした。

「視覚という情報を遮断することで、その他の感覚が敏感になる。特に聴覚、鳥、虫の声、他の人が動く音などなど。昔の日本人は、こういうのを大事にしていたんだなぁと感心しました。」

「普段食べている物が、こんなに甘いとか、香りがあったことを再発見しました。」

暑い中でしたが、またまたおもしろい時空が過ごせました。次回は九月を予定しております。

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